持っていない株も売れる?

実際に株を買って売る通常の取引は「現物取引」とも言いますが、証券会社から株やお金を借りて取引する「信用取引」という取引方法もあります。
具体的には、現金や持ち株を委託保証金(担保)とし、最大でもその約3倍の額まで取引することができるというものです。
委託保証金はおおむね「最低30万円、約定価額の最低30%」と定められています。例えば、30万円を口座に置けば、100万円までの取引が可能になります。
持ち株も「代用有価証券」として、前日評価額の80%を委託保証金に代えることができます。
さらに、株を借りて売る「信用売り」ができるのもメリットです。
また、平成25年1月から同日に同一の資金での取引が可能になるなど、一部制度が変わり、取引がしやすくなってきています。
しかし、取引額が3倍なら損失も3倍になり、最悪ゼロで済む現物株と違って、借金を背負う可能性もあります。
資金以上の額で取引することで利益が大きくなりますが、まずは現物で十分に経験を積んでから口座を開くとよいでしょう。
取引しやすくなったとはいえ、ハイリスクハイリターンには変わりありません。
信用取引を始めるには、証券会社に審査を経て信用取引口座を開くことが必要です。
その際、―定の資産や投資経験も条件となります。
参考になさってください。

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