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「つみたてNISA、3分の1がネット証券で口座開設」

日本経済新聞 2018/7/17

今年1月に始まった積み立て型の少額投資非課税制度「つみたてNISA」は、利用者の約3分の1がネット証券で口座を開設したことが分かった。金融財政事情研究会の調べによると、3月末時点の50万7462口座のうちネット証券4社の合計が約16万5000口座にのぼり、全体の32.5%を占めた。

ネット証券4社はSBI証券と楽天証券、マネックス証券、松井証券。2014年に始まった一般NISAは大手証券での口座開設が多かったが、今回はネット証券が主導している。

SBI証券のつみたてNISA口座数は、証券・銀行を含む業界全体でもトップ。2位は野村証券で、3位が楽天証券だった。

金融庁によると、つみたてNISAの口座を開設した人の7割近くは20〜40歳代。ネット証券はつみたてNISA対象商品のラインアップが豊富なこともあり、現役世代をうまく取り込んだ。

つみたてNISAで購入できる投資信託の品ぞろえについて、QUICK資産運用研究所が取扱金融機関を対象に調べたところ、ネット証券のファンド数が断トツだった。ネット証券の4社では、顧客が100本以上の中からつみたてNISAでどの投信を買うか選ぶことができる。ほかの業態では3〜4本に絞っている金融機関が多かった。

フィデリティ退職・投資教育研究所が現役世代1万人を対象に実施した調査によると、つみたてNISAで利用する金融機関を選ぶ理由は「手数料などのコストが安い」が最も多かった。これに「投資商品の品ぞろえが豊富」と「NISAのより詳しい説明」が続いた。

ネット証券を除く証券会社(大手証券2社とその他証券会社の合計)のつみたてNISA口座数は、全体の2割程度にとどまった。一般NISAの口座数では半分程度を占めるが、つみたてNISAはネット証券に後れを取っている。

銀行は大手銀や地方銀などの合計で22万1839口座と、全体の4割を超えた。このうち、ゆうちょ銀行が3万6000口座を集め、銀行の中でトップだった。

つみたてNISAへの取り組みは、運用会社別でも温度差がある。どの運用会社のファンドが対象商品として多く採用されているかをQUICK資産運用研究所が調べたところ、三菱UFJ国際投信が最多だった。同社は投資初心者でもつみたてNISAの仕組みを理解しやすいように漫画仕立ての冊子を作成するなど、普及活動に力を入れている。2位は大和証券投資信託委託、3位はアセットマネジメントOneだった。



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