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NISAニュース
「若年層にじわり普及 つみたてNISAの極意」

日本経済新聞 2018/4/30

今年から始まった積み立て方式の少額投資非課税制度「つみたてNISA」。毎年40万円を上限に、20年間非課税で運用できる。多くの金融機関では「3月末時点で金融機関の合計で50万口座程度かそれをやや上回るくらい」とみている。金融庁筋からも「数字の聞き取り中だがおおむねそんな感触」との声が漏れる。

2014年に始まった一般NISAは3カ月で650万口座を集めた。しかし一般NISAは手数料の分厚い商品も対象であり、多くの金融機関が半ば強引な口座獲得競争に走った結果、6割程度が非稼働だ。つみたてNISAは金融庁が低コスト投信だけを対象としたため販売会社にうまみが少ない制度であることを考えると、50万口座前後であれば健闘と言っていいだろう。

ちなみに税制優遇の大きな制度である個人型確定拠出年金(iDeCo=イデコ)の場合、17年からの対象拡大に伴って同年1〜3月に増加した口座数は12.5万口座強だった。

口座獲得で先行しているのがネット証券。SBI証券では一般・つみたて・ジュニアの3つのNISA合計で、積立口座数が昨年末から今年3月末までで6割強も増えている。増加の多くがつみたてNISAとみられる。「つみたてNISAを機に、枠より多く投資したい人が特定口座などでも積み立てを始める波及効果も出ている」(楽天証券の篠田尚子氏)

つみたてNISAで顕著なのは若年層の活用だ。一般NISAでは20〜40歳代の比率が3割しかいないのに対し、つみたてNISAでは40歳代までが7割を占める(金融庁による主な金融機関への2月末時点での聞き取りベース)。「若い時期からの低コストの積み立て投資による資産形成を促す」という狙いの制度は、静かに着実なスタートを切った。

若年層への浸透の一助になっているのが、金融庁が個人を対象に全国各地で、毎月4〜5回のハイペースで開いている草の根集会。数十人規模で集まった参加者がツイッターやブログで感想を発信することで制度が徐々に周知され「もうからないのであまり宣伝できない」(大手銀行)という弱みを補う結果になっている。

一歩引いた姿勢も目立つ対面型金融機関と、年金不安の中で堅実に資産形成できる手法を探していた若年層の熱心さが、この制度では対照的だ。

21日に東京・赤坂で金融庁が開いた大規模な個人向け集会「つみたてNISAフェスティバル2018」は250人の会場が満席。ゲストの有識者の発言などが来場者のツイッターによって続々と発信され、それが会場のプロジェクターに流れて双方向で議論が深まるという、熱気のあるイベントだった。

会場で発表されたのがつみたてNISAのキャラクター「つみたてワニーサ」。背中が階段状になっていて、コツコツと上がっていくことを感じさせる親しみやすいキャラクターだ。ツメを出した猫のキャラ「つめたてニャーサ」やムキムキの男性キャラ「積み立て兄さん」などの強敵に打ち勝ち、応募343件の中から選ばれた。

ただし制度の正念場はこれからだ。戦後の米国の景気拡大の平均は5年弱。今回は9年弱に達しようとしている。景気循環や米国金利の上昇ピッチを考えると、数年内に世界的な景気後退や株価の大きな調整があってもおかしくない。

過去、世界全体を対象にした積み立て投資でも、株価の調整局面では一時的には利益が失われたり損失に転じたりする場面は訪れてきた。

グラフは1990年の日本株バブル崩壊以降、世界全体の株式の動きを示すMSCI ACWI(円ベース、配当込み)に連動する投信に積み立て投資していられたらどうなったかを示す。例えばリーマン・ショック直後の09年の時点にはそれまで増えていた資産が累計投資額に比べ一時的にトントンになっている。



実際はそうした安値局面こそ、同じ金額でたくさんの口数を購入でき、将来の価格上昇でより大きな利益を得るための「仕込み時」となる。続けることこそが積み立て投資の最大の「極意」だ。

しかし実際には下落時に怖くなって投資をやめてしまう人が多い。するとゲームオーバー。せっかく始めた「長期・分散・低コスト」の投資から脱落し、いずれ来る回復期の恩恵を受けられない。

足元の米国市場では景気敏感株の一角が決算発表後にさえない展開となり、背景には世界景気のピークアウト懸念も見え隠れしている。加入者の資産形成と制度の成否がともに試される時期は、意外に早く訪れる可能性もある。



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