積み立て方式の少額投資非課税制度(つみたてNISA)が始まり3カ月が過ぎた。つみたてNISAで購入できる投資信託について、過去5年間に積立投資した場合の運用益をランキングしたところ、上位10本はすべて国内株式に投資するタイプだった。
積立投資は5年間、毎月均等で計100万円分を購入したと想定した。首位はレオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」で、5年で68万円超の運用益が出た。5位までは指数を上回る成績を目指すアクティブ型が占めた。残る5本のうち4本は日経平均株価に連動するタイプだった。
積立投資は相場の下落局面で多く購入し、長期的に平均購入単価を引き下げる効果がある。この5年は日本株がほぼ一貫して上昇した。そのため積み立てよりも一括で投資をした方が成績は良かった。「ひふみプラス」を5年前にまとめて100万円買った場合の運用益は151万円超と積立投資を大きく上回る。