2014年１月に始まった少額投資非課税制度（ＮＩＳＡ）。丸３年が経過し、累計投資額が10兆円を超えたもようだ。

金融庁によると16年末までの買い付け額は累計９兆4756億円。大手証券各社のまとめでは、今年に入り３月末までさらに約5500億円が流入しており、10兆円の大台超えが確実だ。

人気銘柄はどれか？

カブドットコム証券で３月に最も買い付けが多かったのは、みずほフィナンシャルグループ。予想配当利回りはおよそ3.6％と東証１部平均（1.7％程度）に比べ、魅力がある。

日産自動車（4.5％）、トヨタ自動車（3.4％）などの好配当利回り銘柄も買い付け上位にランクインした。

今後の課題はＮＩＳＡ投資家層の拡大だ。未成年者を対象とした「ジュニアＮＩＳＡ」は昨年末時点の残高が289億円と伸び悩んでいる。