人手不足関連銘柄に期待

人口減少・労働力不足、海外展開で継続的収益の拡大が見込める企業に、5年後10年後の姿を想像して投資することがニーサ投資法の王道だと思います。
人手不足は警備会社にも当然及んでいますが、警備請負サービスの国内最大手セコムにとっても重大な問題です。
そこでシステムや機械を中心にセキュリティ事業を展開しています。
法人や家庭向けの機械警備が近年大きく伸びています。
センサーが警備し異常があった時のみ警備員が駆けつけるシステムです。
事業別売上構成は、セキュリティサービス55.8%、防災14.8%と、今後2020年にかけて需要が大きく伸びると予想される防災警備部門の売上比率は70.6%で、中長期的にも着実に伸びていく姿が想像されます。
それを織り込む形で株価は右肩上がりの動きを続けていますが、さらに上値を切り上げていくと予想されます。
また、増加する工事量に対しては慢性的人手不足だけでなく、建設機械の不足も顕在化しています。
業績の伸びとともに安定的な右肩上がりの株価推移をみせている建機レンタル最大手のカナモトを取材した際、建設機械も不足気味であることを知りました。
カナモトも今の建設業界の環境のメリットをフルに受けている代表的企業の一つです。
北海道が地元ですが、東北復興の担い手として建設機械を供給しています。
すでに株価は上昇していて、かなり現況を織り込んでいるとも言えますが、逆に言えば、現在の工事量の増大によって起きている人手不足・建設機械不足の最前線に位置する企業と考えられ、ニーサ銘柄として選んだ人手不足関連銘柄のトップランナーということができます。
この株価上昇のイメージを、本稿で取り上げる人手不足関連銘柄の先行きにすべてダブらせて期待しています。
<続く>

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