最後に番外として、「クールジャパン」と「エネルギー」

各論を項目別に記していきます。「政策買い」は、その政策にゴーサインが出て実現するまでに時問を要するため、現行で期限が5年となっているニーサの投資方法にピッタリかもしれません。
・成長戦略
6.クールジャパン、エネルギー
最後に番外として、海外に日本の良さを輸出する「クールジャパン」、日本では資源が乏しいため、常に課題として浮上している「エネルギー」も注目したい分野として挙げておきます。
クールジャパンは、アニメなどに目がいきがちですけれど、本来は「日本の良いものを海外に広げる」趣旨で行っているため、その対象は幅広いと言えるでしょう。輸出関連株全般が広義の意味では対象となります。
他方、「エネルギー」については、米国がシェールガス革命によって貿易収支が改善するなど、国の経済構造が劇的に好転する可能性を秘める分野。
日本は有数のメタンハイドレートの埋蔵量があるとされており、この掘削の商業化が将来的に政策テーマになった際は、三井海洋開発などの銘柄が注目されることでしょう。
同社は、浮体式海洋石油・ガス生産設備の設計、建造、据付、販売、リースおよびオペレーションサービスを主な事業としており、海底に眠るメタンハイドレートの採掘が商業化した場合、ビジネスチャンスが大きくなるのは想像に難くありません。
さらに、既存の石油や天然ガスに関しても、開発が陸上から海洋へ移行しつつあり、そうした点を踏まえても、同社の先行きに関しては、利益成長の余地はとても大きいとみることが可能です。
投資の参考になれば幸いです。
<続く>

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