インバウンドとは、海外からの観光客誘致

各論を項目別に記していきます。「政策買い」は、その政策にゴーサインが出て実現するまでに時問を要するため、現行で期限が5年となっているニーサの投資方法にピッタリかもしれません。
・成長戦略
成長戦略では「岩盤規制の緩和」を第一に、「法人税率の引き下げ」「容積率の緩和」「カジノ」「インバウンド」の4点をキーワードとして取り上げます。
5.インバウンド
インバウンドというのは、海外からの観光客誘致のことを指します。これは、2020年東京オリンピック・パラリンピックにも絡んでくるのですが、大勢の観光客を呼び込むことによって、日本の観光産業の発展が期待できるようになるでしょう。
五輪招致活動の際に滝川クリステルさんが言っていた「お・も・て・な・し」がここでのポイント。
そこでは、輸送手段のインフラ整備などハード面の整備から、世界遺産に指定された和食などソフトのアピールまで、幅広い分野に注目したいところです。
政経分離の観点から、政府が表立って施策を打ち出せないながら、世界人口の約4分の1を占めるというムスリム(イスラーム教徒)をおもてなしするための、「ハラール(神が許したもの)」の推進もここでは見逃せません。
この絡みでは、インドネシアの現地法人とともに食品加工やセントラルキッチンを運営する合弁会社を設立している兼松や、マレーシアにプライベートブランド商品の開発会社を設置、ハラール認証を取得した商品をマレーシアやインドネシアなどで展開するイオンなどが注目できるでしょう。
<続く>

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