ネット証券比較ランキング
>NISA入門「スタート時すぐの相場が低迷」
こちらのページでは、「NISA入門」についてご案内します。
NISA入門
「スタート時すぐの相場が低迷」

ニーサの制度自体も使い勝手が悪い

それではなぜ、ニーサが魅力ある制度でありながら、ブームとなるまで盛り上がっていないのか、少し考えてみましょう。

ニーサが始まる直前の2013年11月〜12月、テレビのチャンネルを変えると民放では、どこもかしこも、証券会社や銀行によるニーサのCMが流れていました。国が定める制度というのは、新聞やテレビのニュースなどで報じられることで国民に幅広く伝わりますが、それをきっかけに一時的に注目されたとしても、忘れ去られることが少なくありません。

大きなニュースであってもそれは同じです。やはり、何度もメディアが取り上げないと、幅広く周知されるものではないのでしょう。

そうした意味で、ニーサは政府が周知に力を入れずとも、連日のようにテレビCMにおいて宣伝されていたため、詳しい内容まではわからずとも、「ニーサ」という言葉が認知されるだけではなく、何か得する制度であるということが広まったのは想像に難くありません。制度としての知名度は高くなっているのです。

それにも関わらず、期待されたほど活用されていないのは、肝心の株式市場がニーサがスタートしてしばらくの間、さえない動きを余儀なくされたことと無関係ではありません。

2014年の株式市場は、年明けから春ごろまで、投資する環境として芳しいと言えるものではありませんでした。日経平均でみると、2013年の大納会だった12月30日に第2次安倍政権発足後の最高値である1万6,291円を記録した後、全体的に下げトレンドとなり、1万4,000円台を割り込む場面もあったのです。

その後、安倍政権が打ち出した法人税減税や追加金融緩和などを好感して、直近では再び堅調な展開となっていますが、スタートにおける株価のつまずきが、ニーサを活用しようとする投資家の心理に微妙な影響を与えた点は否めないでしょう。

株式投資は、やはり「上昇し儲かってナンボのもの」。強気の相場では、何はなくとも株価が上がること自体が株価上昇の材料になるケースが少なくありません。いかに、ニーサが税金ゼロで投資家にとって有利な制度であると言っても、肝心の株価が上昇するという機運にならなければ、資金をマーケットに呼び込むことは難しいでしょう。

ニーサは、損失を補てんするのではなく、あくまでも「利益に対してかかる税金をゼロ」にする制度なので、入口の部分で「株が上がるか下がるか」は重要な要素になります。

そして、もう一点、これも大きいと思われるのですけれど、ニーサの制度自体が使い勝手が悪いということも、思うように伸びていない背景にあると考えられます。これに関しては、少し詳しく記してみましょう。

<続く>



>>>ネット証券比較ランキング

NISA入門

ネット証券比較トップページ
ネット証券口コミ一覧
NISA入門

コンテンツ・インデックス

ネット証券比較トップページ
ネット証券口コミ一覧
儲かる!株式・証券投資の基礎知識
株式投資・テクニカル分析の基礎知識
株式投資のツボ
はじめての株入門
NISA入門
NISAニュース
クチコミ募集中

ネット証券に関するあなたのクチコミを教えてください。クチコミは人気ネット証券を中心に順次掲載いたします。

mail@teiki.jpn.org

PAGE TOP