もらって嬉しい株主優待!これも立派なインカムゲイン
株主への利益還元や、個人投資家へのアピールを目的として、株主優待サービスを行っている企業もあります。実施している企業は全体の3割ほどですが、食品製造業や小売業、サービス業など、個人に身近な企業ほど株主優待に力を入れる傾向が強いようです。
株主優待の内容は、食料品、生活用品、割引券、金券などさまざま。自社製品を優待品にしている場合は、カタログから好きなものを選べたり、株主優待限定の特別な品を用意している場合もあります。
あくまでも株主優待はオマケで、これを目的に投資するのは本末転倒ではありますが、金券や割引券もインカムゲインの利回りの一部と考えた場合、なかなか馬鹿にできません。例えば、百貨店の株は10%の買物割引券が一般的です。住宅メーカーでは建物価格を割引するケースもあり、もし使えば数十万の価値となります。大きい買い物なら割引額も大きくなります。割安株であることが前提ですが、場合によっては優待目当てで株を買うのも投資の1つの方法と言えるでしょう。
いろいろある!株主優待の例
●自社製品
・タカラトミー(100株〜):オリジナルトミカなど
・学研HLDG(1000株〜):自社発刊の雑誌・書籍など
・東邦レマック(12月/1000株〜、6月/3000株〜):自社ブランド革靴
・資生堂(1000株〜):資生堂パーラーカレーコースセットなど
・小林製薬(100株〜):5000円相当の自社製品詰め合わせ
●食品・食事券
・極洋(1000株〜):自社製品5000円相当
・東日本ハウス(1000株〜):缶ビール12本
・山崎製パン(1000株〜):自社製品3000円相当
・WDI(100株〜):グループ国内店舗3000円分の優待、直営店のみ利用可の割引カード
・日本マクドナルドHLDG(100株〜):優待食事券1冊
●金券・割引券
・キャンドゥ(1株〜):買物優待券2100円分〜
・全日本空輸(1000株〜):国内線片道運賃50%割引優待券
・ビックカメラ(1株〜):所有株数に応じて買物優待券2000円〜
・ゲオHLD(1株〜):ゲオショップ株主会員としての割引優待各種
・きょくとう(100株〜):クリーニング無料券またはクオカード1000円相当
●その他
・トピー工業(1000株〜):100万円の死亡・後遺障害保険と入院特約などの交通障害保険
・大東建託(100株〜):仲介手数料優待券×1枚
・三越伊勢丹HLDG(100株〜):買物10%優待カード
・オリエンタルランド(100株〜):1日パスポート×1枚
・エイベックスグループHLDG(300株〜):「a-nation」での優先予約、10%割引
なお株主優待情報については、会社四季報やポータルサイトの株式情報ページで参照できるほか、株主優待に特化したサイトも参考になります。チェックしてみてください。
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