ROEは、企業の経営効率を見る指標で、当期純利益を自己資本で割ることで算出されます。
自己資本は、株主の出資金やそれを元手にした資産、内部留保などから構成されます。厳密には異なるのですが、自己資本と純資産とはほぼ同義と考えて差し支えありません。
要するに、株主から集めたお金や、浮いている現金をどれだけ効率的に利益につなげたか、というものです。
単位は%となります。例えば、自己資本が10億円の企業が10億円の純利益を上げれば、ROEは100%ということになります。
もっとも、ROEは10%以上が目安で20%だとかなり優秀という評価になるので、100%は異常な数値です。
巨額の負債を抱えている企業は、分母の自己資本が過小になるため、やはり高ROEになってしまいます。必ず他の指数も併せてチェックしましょう。
バフェットがコカーコーラ社の株で利益を上げたのは有名な話ですが、彼が目を付けたのは割安性ではなく、33%を超えるROEと、それを維持できるだけの市場シェアでした。
参考にしてみてください。
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