株主になるってどういうことだろう?

ここで少し基本に立ち返って、「株を購入する」というのはどういうことかと言うと、その企業の「株主」になるということです。
しかし株主になるというのは具体的にどういうことなのでしょうか?
株主になるということは、出資者としてその企業のオーナーの1人になるということです。株式会社のオーナー=所有者は、会長や社長と言った経営者ではなく株主なのですね。
オーナーたる株主の権利は大きく2つあり、1つは「利益配当請求権」であり、もう1つは「議決権」です。
利益配当請求権とは、その企業がビジネスで得た利益を「配当金」として受け取る権利です。会社は株主のものですから、利益の分配を要求するのも当然と言えます。
次に議決権ですが、株主総会にかかるような経営に大きく関わる議案に対し、賛否の票を投じる権利です。株主はオーナーなわけですから、会社の経営に参加できるのもまた当然と言えます。
株式投資というととかく、儲けや短期的な損益が注目されるわけですが、このように投資先である会社の経営に部分的に参画できるというのも株式投資の楽しみの1つと言えるかもしれませんね。
ただし、上記のような株主の権利を得るためには、企業が設定する権利確定日(基準日)に株を保有している必要があります。権利確定日は、通常は決算期末日と同一で、中間決算と本決算の年二回ですが、会社合併や解散など、重大な事項を決定する臨時株主総会を招集する際などに、特別に基準日が設定される場合もあります。
なお株主総会の後には、高級ホテルなどで懇談会が開かれる場合もあり、こうしたお楽しみや株主還元も株式投資のメリットです。

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