インターネットが普及する以前は、株の売買をするには証券会社の窓口に出向いたり、担当の証券マンに電話する必要がありました。

しかし現在では、パソコンや携帯電話、スマホのアプリから、インターネットを通じて株式の売買注文を出すことができます。

こうしたネットを使った取引を「ネットトレード」と呼びます。

従来の取引方法に比べて手軽であるという点の他にも、いくつものメリットがあります。

最大のメリットは「リアルタイム性」です。今まで証券会社の担当者を介して出されていた売買注文は、インターネットを通じてコンピュータに直接アクセスして瞬時に執行されるようになりました。

同時に、刻々と変わっていく株価も、インターネットを通じて値動きをリアルタイムで見ることができるようになっています。株式ニュースなどの最新情報がすぐに手に入るのも大きな利点です。

また、株式に関わる取引手数料も、対面取引のおおむね１０分の１以下の水準となっており、少額の売買でも利益を出しやすくなっています。

残念ながらネットトレードの場合、証券会社の営業マンの助言を直接得ることはできませんが、うがった見方をすれば、そこもむしろメリットと言えるかもしれませんね。

ネット株取引のメリット

１．情報が早い：リアルタイムで株価を配信。市場ニュースも速報をキャッチ。

２．手数料が安い：対面取引の場合、売買代金の１％前後。ネット証券では数百円から。

３．時間や場所も自由：パソコンや携帯端末から２４時間いつでも注文可能。

４．さまざまなサービス：銘柄のスクリーニングや、アナリストレポートの閲覧、独自のチャートツールなど。