業績変化率が株価を動かす
今まで絶好調だった会社が減収減益になると、投資家は「何が起こったのだろう?」と大いに驚き、「今のうちに逃げておこう」と株を売ります。この動きに驚いて売る人が続き、株価は急降下。
今まで優等生だと思われていた企業ほど減収減益発表はインパクトが大きいものです。
減収減益や、赤字が予想されると減配、無配になる確率が高く、「無配当で株価低迷なんて嫌」と思う投資家が株を売り払います。中には「倒産するのではないか」と投げ売りする人もいます。売り急ぐ人と買いを手控え、様子見する人で売り株が多いのに買い手が不在といった状態になります。
ついには、どんどん値引きして買い取ってもらおうとする動きがでます。これが値下がりの正体です。
逆の場合は、業績がパッとしなかった会社が黒字転換、さらに復配になるようなケースです。売る人は減り、買いたい人が増加し、買いが買いを読んで大幅高に。
あらかじめ発表されていた業績と達成できそうな業績数字の差が大きければ大きいほど、インパクトが大きく、株価が反応します。この開きを業績変化率といいます。発表済みの見通しとの開きや前期や前々期と比較した比率を比べましょう。変化率が高ければ株価は大きく反応します。
売上、営業利益、経常利益、純利益など各変化率は市販チャートの業績欄に示されてありますので見てみましょう。
参考になさってください。
>>>
ネット証券比較ランキング