上場メリットがなくなると上場をやめる会社もある。
証券取引所に株が上場されると、銀行融資に頼らなくても直接、投資家から株を通じて資金調達できます。
新たに資金が必要になれば、新株を発行し、それに出資してくれる人(株を買ってくれる人)からお金を集めればいいのです。
上場メリットはほかにもあります。新聞証券面やインターネットのファイナンス欄などで会社の名前が継続して掲載される宣伝効果も大きいですね。
その会社のことを知らない人、株主以外の人も社名を見て「何をしている会社かな?」「どんな製品を作っているの?」と興味を持ちます。
広告費に換算すると大変な効果ですね。社会からの注目度が強まり、ニュースで取り上げられる機会も増します。
一部上場会社勤務はステイタスですから、求人もやりやすいでしょう。取引先にも信用されます。
デメリットは資金調達に大きな道が開ける半面、上場費用や上場後、ランニングコストがかかる点。
国際ルールにのっとった会計処理や、幅広い人に向けてIR活動も必要になります。
上場企業の中には「情報開示義務から何でもライバル企業に筒抜けになり、会社を買収されるリスクも怖い」と自ら上場を廃止する会社もあります。
<上場のメリット>
・会社が有名になる
・人材が集まりやすくなる
・商売上、信用度が増す
・資金調達がしやすい
・就労社員に飛躍感が生まれる
・株主が上場利益を得る
<上場のデメリット>
・常に注目される
・業績への期待がいつも大きい
・社会的な責任が重くなる
・上場企業ならではの手間がかかる
・国際会計適時情報開示などに対処必要
参考になさってください。
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