お金の常識を磨こう
1990年代から2010年にかけて企業ではリストラの一環で「早期退職」を支援するところが多く、60歳前に退職する場合は割増退職金を支払いました。
まだ若くて気力、体力十分な中高年は趣味と実益を兼ねて株式投資に乗り出しました。
この世代の人は「お金はあるけど知識の獲得機会が少なかった」昭和1桁とは違って、日本の高度成長に伴い、海外出張や海外勤務も体験したいわば国際派。
外国人とも話せるし、英字新聞も読める。企業のこともグローバルによく知っている上、パソコンも使える。
そんな中でもとりわけ、商社、証券に携わった人たちが株式投資を知的ゲームと割り切って楽しんだのです。
しかし、数年後には、大半の人がせっかくの退職金を大幅に減らしてしまいました。
ITバブル崩壊やリーマンショックなどの想像を超える相場変動で、あっけなく多額の損失を出してしまったのです。
通常より多めの退職金を于にして気が大きくなっていたところによい相場が続き、つい慢心したのでしょう。
それにしても老後資金のほとんどをなくすと後が厳しいですよね。
老後資金はもちろん、子供の教育費など必要資金は貯蓄優先が基本です。投資は金額を決めて実践し、元金が一定水準以下に減ったら、撤退する勇気も必要です。
参考になさってください。
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